富士山の登山数日前・当日の天気予報(雷・強風・雨)確認手順

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富士山の登山数日前~当日の天気予報(雷・強風・雨)の確認手順を掲載します。

富士山のように標高が森林限界を超えた山を登る場合は、事前に天気予報を確認することが非常に重要になってきます。

天気予報の確認手順

富士登山の難易度は天候により大きく変わります。

富士登山の数日前、前日、直前の3つのステップで天気予報を確認します。

 

確認手順① 富士登山の数日前

富士登山の数日前には、どんな天気になりそうか把握します。

・週間天気予報を確認 ⇒ tenki.jp (日本気象協会)の富士山の天気予報

ただ次の前日と当日の確認が非常に重要です

 

確認手順② 富士登山の前日

富士登山の前日に天気予報を確認し、これで登山口へ行くか断念するか判断します

・富士山周辺の警報・注意報の確認 ⇒ 気象庁HPの 富士宮市御殿場市富士吉田市

・富士山山頂の気温、気圧を確認 ⇒ 気象庁HPの富士山アメダス情報

・昨日から吹いている風を確認 ⇒ 気象庁HPの河口湖ウィンドプロファイラ観測表(標高3km、4km)

・天気図を確認 ⇒ 気象庁HPの天気図

・予想天気図を確認 ⇒ HBC専門天気図の日本850hpa 風・相当温位12・24・36・48時間予想図天気図の見方はこちら

※09時と21時の一日2回、客観解析された結果を基に、数値計算された12,24,36,48時間後の予想天気図です。特に風速の確認は非常に重要です。

 

確認手順③ 登山直前

登山直前では、雨や落雷情報を確認します。

もし、落雷警報がある場合は登山を中止します。

・富士山周辺の警報・注意報の確認 ⇒ 気象庁HPの 富士宮市御殿場市富士吉田市

・現在の落雷状況 ⇒ 中部電力HPの雷情報

 

天気情報をこれだけ確認しているのか?と思われるかもしれませんが、私は確認しています。

自分自身の身を守るため、そして仲間の安全を確保するためにも事前の天気情報の確認は欠かせません。

 

悪天候時の富士山の状況

悪天候時に富士山の上部はどのような状況になっているか、経験と交えて解説したいとおもいます。

 

落雷と対処法

富士山の天気で最も危険なのは雷です。

私自身、富士山で雷に遭遇した経験はありません。(予報で雷雲が徐々に近づいてきたため、七合目付近で諦めて途中下山したことはあります。)が、富士山から北北西に80km移動した場所に八ヶ岳という2000m級の山々があり、そこの稜線で雷に遭遇したことがあります。

登山二日前に天気予報を確認して雷雨だったのですが、前日に雨のち曇りになり、大丈夫かな?とおもって登ったら、当日途中で雷雨に遭遇してしまいました。すぐ近くで・・・

ゴロゴロバリバリ!!!ピカド!!!ドゴゴーーーーーーーン!!!!

まるで自分自身が雷雲の中にいるようでした。あのゴロゴロという音、落雷による閃光があまりにも近いのです!仲間2人の登山でしたが、先頭だったK氏が後ろを振り返った時、私の後ろに雷の閃光が見えたそうです。もうあまりに怖くて逃げるように下山です。

高所の雷は、強烈な青白い光と爆音が周囲を支配するため、ただただ恐怖でしかありません。

The thunderbolt of Mt. Fuji

富士山の7合目から見えた雷雲の写真(友人より)

 

落雷発生時の対処法として、次の記事が参考になります。

rakurai

雷専門の気象情報会社「フランクリン・ジャパン」の今村益子(気象予報士)氏の対処法から、富士登山に該当する内容をまとめてみます。

  • 雷鳴が聞こえる程度なら、いつ付近に落雷があってもおかしくない
  • 金属類を体から外す必要はない
  • 付近に落雷があった場合、地面にうつ伏せはダメ。両足を閉じた状態でしゃがみこみ、頭をなるべく低くし、耳をふさいだ姿勢を取る
  • すぐ屋内などの安全な場所に避難

事前の天気予報で雷予報のときに登山を避けるのはもちろんですが、天候が急変して雷が発生してしまったら、すぐに最寄りの山小屋に避難するようにしましょう。

 

強風と対処法

冬の富士山は体が飛ぶほどの強風になることで有名ですが、夏の富士山でも強風になることがあります。七合目以上はどの登山ルートでも木々がないため、強風が体に直撃します。

私自身も強風吹き荒れる中で富士山に登ったことがありますが、強風により体が押されるためにまともに歩くことが困難になります。

特に足場の不安定な場所を通過するときは、強風による転倒しそうになります。(結局7合目で断念し、下山しました。そのときの登山日記はこちら)しかも、雨が混じるとさらに難しい状況になります。

強風にのって雨が目の中に入り込み視界が奪われます。(そういう時はキャップのつばで視界を確保します。)

はっきり言って、雨まじりの強風吹き荒れる中での登山はただただ危険なつらい登山になります。

標高があがるにつれて風もさらに強くなるため「せっかく来たのだから、なんとか登頂したい!」という気持ちと「いったい何のために登っているんだ?」という気持ちが交錯し、何度も自問自答したのを覚えています

2010/07/29 須走口登山道7合目付近

2011/08/04 18:19 須走口下山道8合目付近

2011/06/28 猛烈な強風が吹き荒れる富士山山頂

事前の天気予報で強風注意報が出ている場合は、できるだけ登山を避けるのが無難です。

また、登山途中で思わぬ強風になることもあります。登り途中であれば、山小屋前を通った時に小屋番から下山するよう指示されることもあります。

山頂付近は風が強いことが多く、疲労の中で下山しなければなりません。今までに富士山で強風に遭遇したことは何度もありますが、体が振られるほどの風の場合は、片足上げた時に倒れそうになるため、支えるためのトレッキングポールがとても役立ちます。

 

富士山の台風

台風時は下界でもその影響が凄まじい中、富士山ではどのような状況になっているか想像できるかと思います。

Youtubeに台風時に山頂の山小屋から撮影した動画が掲載されていました。

■富士山頂上での台風11号

2014.8.10 16:30現在の富士山頂上。
台風の影響で山小屋がミシミシと揺れています。
雨、風共に強く、石も一緒に飛んでいます。
大変危険な状況です。

 

富士山で思わぬ大自然の強大さに触れる。

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