登山におけるサポートタイツ・スポーツウェアの効果と、人気・おすすめの紹介

最近、サポートタイツを登山で着用する姿をよく見かけるようになりました。そこで、その効果と人気の秘密に迫ってみたいと思います。

登山でサポートタイツ普及の背景

私は富士山に限らずさまざまな山々を登っているのですが、ここ数年前から非常に大きな変化を感じるようになりました。

まず、一つ目にI型のダブルストックの普及。

一体どうしちゃったんだ、というくらいダブルストックを使っている人が多いです。その昔は、使う人は使う、みたいな感じでしたが、まるで必須装備か、と感じるくらい多くの登山者がダブルストックを使っています。(たまに、ちゃんと使えていない方みると大丈夫か、と感じることも多いです)

そして、二つ目は、サポートタイツの普及です。

様々な山の登山でもよく見かけるようになりましたが、ここ数年、富士山でもよく見かけるようになりました。

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2013/07/23 吉田ルート 五合目登山口

IMGP8589 2013/07/23 吉田ルート 登山道で

IMGP44222015/07/11 富士宮ルート 兄です、C3fit使ってます

IMGP44572015/07/11 富士宮ルート九合目 女性

IMGP44862015/07/11 富士山山頂 着用している女性もちらほら見かけます

いったいどうしちゃったの!?というくらい、多くの方が登山時にサポートタイツを着用しています。サポートタイツを着用しているかは、ハーフパンツや山スカートを着ていて、膝から下はサポートタイツが露出しているのですぐに見てわかります。

筋力的な理由で女性が多いかと思っていたのですが、意外に若い男性も多く、世代問わず老若男女問わず着ているように感じます。

今までにサポートタイツに関する様々な記事を読んできましたが、

  • 長年登山をしてきたが膝を故障し痛みが出るが、山を登りたいのでサポートタイツを使うようになった
  • 運動不足で体作りができていないのに突然登山することになり、サポートタイツを購入した

というような、体の故障を緩和する目的、体力・筋力不足を補う目的が多いようです。

富士山の登山の難易度は中級以上ですが、「富士山に登りたい!」という強い想いを携え、初心者から上級者まで毎年多くの登山者が訪れます。

目標達成に求められる健康・体力・筋力と、自らの身体の状態のギャップを埋めるための有効な手段として、サポートタイツが普及しているようです。

 

サポートタイツとは?

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メリット

メーカーやモデルによって性能は異なるりますが、各種サポートタイツに共通する基本機能を調べてみました。

着圧(コンプレッション)機能
適切な着圧で加圧することで、血液やリンパの流れをスムーズにする

筋肉の動きをサポートする
運動時の余分なブレを抑制し、足のスムーズな動きを補助する。

疲労を軽減する
脚や股関節、ヒザなどの疲労や痛みを軽減してくれる

吸汗速乾
生地が汗を吸い上げ、乾かします

デメリット

加圧するので当然圧迫感がある

そもそもきつめにできているので、着たり脱いだりするのがけっこう大変

 

どのサポートタイツが良いのか?

現在販売されているサポートタイツで有名どころは、

  • CW-X(シーダブリューエックス)
  • C3fit(シースリーフィット)
  • SKINS(スキンズ)

というところでしょうか。
上記3つは、山仲間が使っていたり、著名な方が登山で使っている、とかで私の耳に入ってくるブランドです。

各ブランドでさまざま特徴があるようなので、インターネットでいろいろ調べてみました。
私が調べたところ、登山用のサポートタイツとして評価が高いのは、CW-X(シーダブリューエックス)でした。

CW-Xを登山で使った方の感想も非常に高く、今回はCW-Xについて紹介したいとおもいます。

 

CW-X(シーダブリューエックス)のラインナップ

CW-Xは、下着で有名なワコールの商品です。

一人の女性社員がスキーで膝を痛め、テーピングの効果を知ったこと。関節の負担を軽減するテーピングには専門知識が必要なことから、誰でもテーピングの効果を得られるウェアをつくれないか、という発想のもと商品が生まれた。

が開発のきっかけだそうです。

現在、CW-Xはサポート力の違いで4モデル展開になっています。

CW-X 各モデル比較2017
出典:CW-X

  • ジェネレーターモデル(下半身を守るCW-Xのハイスペックモデル、サポート機能:腰・股関節・おしり・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧)
  • スタビライクスモデル(長時間走ったり歩いたりする際にふらつきやブレを軽減、サポート機能:腰・股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧)
  • エキスパートモデル(着地でのひざへの衝撃を緩和し、ふくらはぎもサポート、サポート機能:股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧)
  • スタイルフリーボトム(日常のライトな動き向け、サポート機能:段階着圧・皮膚伸縮)

機能的(サポート部位の数)は、

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ジェネレーター > スタビライクス > エキスパート > スタイルフリーボトム

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となっていて、価格も機能に比例しています。

このようにCW-Xブランド一つみても、種類がいくつかあり、登山用としてどれが良いのか迷うところです。

登山時間が7時間以上(休憩含まず)になる富士登山は中-長距離トレッキングに相当しますので、上の図のメーカーが推奨に当てはめると

  • ジェネレーターモデル(長距離トレッキング)
  • スタビライクスモデル(短-中距離トレッキング)

が該当します。

ただ、amazonのカスタマーレビューを調べた所、ジェネレーターモデルとエキスパートモデルを登山で使った方のレビューが多数あり評価も高かったため、この2種類を紹介したいとおもいます。

(各モデルの中でも丈の長さによって、ハーフ、セミロング、ロングがありますが、登山用としては日焼け対策・求められるサポートを考慮するとロングタイプが最適で、明らかに利用者の口コミも多いですので、ロングタイプのみ紹介します。)

 

CW-X ジェネレーターモデル(ロングタイプ)

ジェネレーターモデルは、サポート機能が腰・股関節・おしり・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧で、下半身を守るCW-Xのハイスペックモデルです。

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このモデルは2012年秋ごろにリリースされ現在に至ります。2016年は2色でしたが、2017年は5色展開になっています

以下、amazonのカスタマーレビューの中から登山に使った方のメンズ用とレディース用のレビューを引用しました。

まずはメンズ用のレビューです。

効果あります!(2014/11/18):登山用に購入しました。3~4時間の短いハイクであれば問題はないのですが、6時間を超えると後半膝の痛みと筋肉疲労を感じていました。本格的に膝を痛める前にサポートタイツを購入しようと思いました。C3fitのインパクトとミズノバイオギア8000も候補にあげてそれぞれ店頭で試着をしたのですが、C3fitはサポート感が物足りず、バイギアは肌触りが自分にあいませんでした。サポート感はもちろんですが、やはり下着メーカーのノウハウなのか着用感が一番良かったのはCW-Xでした。長時間着用するものなのでフィット感は重要だと思います。実際に着用して試してみた結果は登りでは疲労感が明らかに軽減しました。下りでは初めピキッといつもの痛みを膝に感じたので?と思ったのですがその後は全く痛みを感じることがありませんでした。途中からテストの意味も込めて乱暴に歩行したのですが最後まで痛みは生じませんでした。結果的に登り下りともに自分のコースタイムを大幅に上回りました。登山をする方ならわかると思うのですが、膝の痛みを気にしないというのは大きなアドバンテージになると思います。今回は4時間程度のテスト登山でしたが、長時間の歩行にも対応できると確信しました。サポートタイツを購入するする方は着用感とコストを含めて絶対店頭での試着をおすすめします。

登山に使用(2015年9月29日):富士山の登山に使用しました。締め付けもいい感じで、筋肉痛がかなり軽減されたと思います。

膝痛が無くなりました(2016年4月5日):174cm 68kgですがMサイズでピッタリ。登山で使用していますが、気休めでもなく本当に足の疲労度がちがいます。先日登山3回目で不用意にも転倒し2カ所穴が開いてしまい、ワコールさんに現在無償修理中です。高いものだけに修理できて良かったです。ワコールさんの対応も迅速で丁寧です。買って良かったです。

さすがのサポート力(2016年8月20日):186cm、60kgの痩せ型で、足が細いのでちょいキツ目のMサイズを購入しました。最初足を通した時はタイツを伸ばすのに結構力が必要だったので「やってしまったか?」と思いましたが動いているうちに馴染み、そのまま富士山に登ってきましたが翌日も筋肉痛にならず、サポートタイツの効果を感じました。

富士山登山で大活躍(2016年9月16日):CW-X店舗で購入しました。普段全く運動しないのに3日後に富士山に登るという状況で、お店の人に膝の相談をしたところ、こちらを提案されまして、試着して購入しました。
おしり(腰の一部)からくるぶしまでが加圧されサポートされるような構造になっており、特に膝部分のサポートが強いです。履くのに多少のコツと手間がかかるので、ズボンのように3秒で履く、ということはできませんが、それだけ圧力がかかるということです。
富士山登山では登り、下り両方で使いましたが、筋肉の疲れを軽減してくれ、下山までなんとか体のコンディションを保ってくれました。こちらの商品がなければ、たぶん登山の頂上で力を使い果たし、下山できていたかどうか怪しいです。高い商品ですが、使う人によっては高い価値があるかと思います。これからはランニング等で使っていきたいです。

 

次に、レディース用のレビューです。

リピ決定です。(2015年6月23日):登山用に購入しました。比較する為に翌週に同じ山に登りましたが、全く違います。足の疲労感もですが、翌朝の張りもありません。やっぱり良いものは違いますね。替えにリピします。

大正解!(2016年6月9日):履くのに若干の苦労がある分、登山後の筋肉痛・腰痛はかなり軽減されました〜!バンザイCWX!サイズはやはり1度試着をして確かめてから買うことをお勧めしまーす(≧∇≦)

登山の縦走に使用(2016年8月16日):サイズはぴったりです。夏に履くには、生地が少し厚いのかなと思いながら登山で履きました。いつもより筋肉痛が軽減されました。

丁度よかったです(2016年9月8日):154センチ、52キロです。2年前のMサイズがきつすぎて長時間はしんどいので、富士登山にとLサイズを購入しました。ゆるくもなくきつくもなく、長さもサポートも丁度よかったです!

ランニング&登山用に購入(2017年5月12日):欲しいと思っていたジェネレーターモデルロングが、こんなに安く購入出来てビックリ!履き心地も良く大変気に入っています。

ハイエンドモデルだけあって、総じて、非常に効果が体感できている方が多いようですね。

メンズ、レディース共に登山利用者の評価が非常に高く、みなさんほぼ五つ星です。

「CW-X ジェネレーターモデル(ロング) 」の購入者レビューと実売価格(amazon)

(2017/06/16時点でメンズ\12,850、レディース\12,850でした。店舗販売は定価の¥18,360ですので、amazonは非常に値引きされています。)

 

CW-X エキスパートモデル(ロングタイプ)

エキスパートモデルは、着地でのひざへの衝撃を緩和し、ふくらはぎのサポートに機能を絞った初心者向けモデルで、価格もサポート機能のあるモデルの中で一番安価です。

cwx_expert_1サポート機能は、股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧です。

2010年夏に発売されて、現在に至るモデルです。

以下、amazonのカスタマーレビューの中から登山に使った方のメンズ用とレディース用のレビューを引用しました。

まずはメンズ用のレビューより。

富士山登山に有効でした(2014年9月9日):60歳を過ぎ、富士山登山を思い立ってからウオーキングを心がけてきましたが肥満による足腰への負担が心配でした。少しでも負担を軽減するために購入しましたが、富士山の山頂に立てたのはこのスポーツタイツのおかげと言っても過言じゃないかもしれません。非常に助かりました。今後も愛用していきたいと思います。

フィット感、肌触りはさすが、「着疲れ」しないクオリティ(2016年4月9日):フィット感や肌触りのよさは、さすがアンダーウェアのメーカーならでは。コンプレッションウェアのなかには、「着疲れ」するようなものもあるのですが、この商品はその感じがなく、登山など長時間の着用にも向いていると思います。CW-Xも高機能モデルが多数登場していますが、まだまだ機能の古さなどは全然感じさせないコスパの高い定番モデルです。

登山用に購入。(2016年6月15日):今年の夏、家族で富士山に行く予定です。運動経験や、ましてや登山経験もないので、多少でも、負担を減らそうと思い購入しました。トレーニングのため、近くのハイキングからはじめ、近くの山へ1日登山にも出かけました。やはり、ひざ周りのサポート力がいいのか、比較的楽に歩けました。翌日の筋肉痛は、ひどかったですけど・・・。

登山用に購入。スポーツタイツ入門に最適。(2016年8月21日):富士登山で初めて使用したが、フィット感・筋力のsupport感がとても良い。 お気に入りです

サイコーです(2016年7月5日):登山を始めて一年経ちますが、毎回下山時の膝痛に悩まされてました。そこでこの商品を知り高低差千メートルを挑戦したら全く痛みが出ず驚きました。もっと前に購入すべきでした。

次にレディース用のレビューより。

膝の女神(2015年8月4日):期待どうり、膝のサポートをしてくれ富士山の登頂ができました。

はいてじっとしていると,きつい感じがしますが・・(2016年6月10日):Mサイズ購入。ピッタリでした。165cm,52kg,ヒップ90cm 、足が長いほうです。履くときは足元から順番にフィットさせていくと、きれいに履けます。登山初心者、ウオーキングも初心者ですが、足の筋肉量は標準より上です。富士山の五合目、大沢崩れまで往復7時間ほど歩くために購入。CW-Xが膝をサポートしてくれているのを実感しました。もちろん筋肉疲労はありましたが、膝も痛くならず、最後まで楽しく歩けました。

開発してくれたワコール様に感謝してます!(2016年8月9日):登山で使用してます。友達に登山靴とこれだけは買え!と言われていましたが…買って本当に一番良かった!!と感謝するレベルのものでした。全然疲れも痛みも違う。別人になれたかのように登れる!
調子いいじゃん!!と友人に言われる度、ワコール様のお陰です。と答えるくらいに違います(笑)

穿きごこちいいです。(2017年4月15日):Sでしたがちょうどいいです。CW-Xは3枚目です。登山にはこのタイツは必需品です。

登れる山が増えました(2017年1月20日):登山初心者です。(妻に購入)
使用前は下り時に膝の痛みを訴えていましたがこちらの商品を使用し始めてから
どう? と聞くと平気!!!と返事がきます。個人的な感想ですがかなり良いと思われます。最近では私も購入しようかと思案中です

以上の感想を見ていると、登山においては、エキスパートモデル(サポート機能:股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧)でも十分に対応できるようです。

2016年はメンズ3色展開、レディース2色展開でしたが、2017年はメンズ・レディース共に5色展開になっています。

「CW-X エキスパートモデル(ロング)」の購入者レビューと実売価格(amazon)

(2017/06/20時点でメンズ\7,403  、レディース\7,408 でした。店舗販売は定価の¥10,584ですので、amazonは非常に値引きされています。)

 

個人的感想

サポートタイツの進化により、登山においても体への負荷を軽減することができるようになっています。

私はほぼ毎月登山をしているのですが、サポートタイツを使用していません。最大の理由は、今のところサポートされなくても自身の肉体の機能と登山歩行技術のみで対応できているからです。特に膝が痛くなったりしませんし、登山後の適度な筋肉痛は心地よいとさえ感じます。

また、サポートタイツにサポートされなくても、山を登れるようでありたいな、と思っているのも大きいです。

今までに何度も山に登って、大きな怪我もなく健康でいられるのは、優れた山仲間から直接伝授された登山歩行技術のお陰だと感じています。

 

ただ、利用者の感想を見ていると、運動不足で足の筋力に不安のある方や、数時間に及ぶ膝への負担が気になる方にはサポートタイツという選択肢もあるのかな、と思います。

この記事を作成する上で、CW-Xのサポート機能のあるモデルがどんなものかと思って、スポーツ用品店で実際に試着しています。実際に登山で使っていないため、試着しただけの感想ですが、印象が強く残ったのは、一番ハイエンドのエキスパートモデルです。

エキスパートモデルのみ、おしりもサポートしていて、グンッとおしりを締めるので、腰が立つような、姿勢がよくなるような感じを受けました。 (登山においてそのおしりサポートがどのように効果があるのか使ってないのでわからないのですが)

さまざまな山道具が販売されていますが、自身のお財布事情や体力や技術と相談しながら、上手に活用するとよいのかもしれませんね。

購入を検討されている方は”百聞は一見に如かず”で、一度、スポーツ用品店か登山用品店で試着してみるとよいでしょう。

 


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