冬富士中腹でビバーク、GPSは必須!

富士登山

太陽も輝いてるな~!

IMGP5154.jpg

 

っと思ったら、だんだん雲行きが怪しくなり・・・

 

IMGP5161.jpg

 

山頂は隠れ、雪が降り始めました。

 

IMGP5165.jpg

ボコボコとしたデブリ(雪崩で落ちて堆積した雪の塊)が沢をうめつくしていました。

 

 

そろそろ12過ぎになり、お腹もすいてきたので長めの休憩をとることにしました。

 

風が少し吹いていたので、ツェルト代わりにもってきたテントのフライシートに包まってみました。

IMGP5171.jpg

 

そうすると、ビックリするくらい中が暖かく、「スゴイあったかーい!」と仲間から大好評(^^)

 

IMGP5166.jpg

こんなナイロン生地一枚でざっくりと覆っただけですが、体感できるほど温かくなりました(^^)

突風で飛ばされないように、レインフライをピッケルで固定し、ゆっくりと食事と水分補給。

 

あ~、登山中の食事って本当にうまい!

 

ゆっくり食事したところでレインフライを撤収しようとしたら・・・「あっすいません!アイゼンで踏んじゃいました。」との報告が(^_^;)

 

レインフライのはじがアイゼンの刃に踏まれて穴開いてしまいました。

 

まあ、雪山登山は刃物だらけですから、しょうがないですね。

 

やはりビバーク(登山やキャンプなどにおいて緊急的に休息や宿泊すること)するならテントのフライシートを使うのではなく、多少穴空いてもいい用のツェルトを容易するのが吉と勉強になりました!

 

あと、やっぱり雪山行くならこれ!

IMGP5175.jpg

GPSですね!

雪山の登るルートにもよりますが、登山道がない場合もありますから、GPSはおすすめです(^^)

 

話は脱線しますが、今年の2月に谷川岳へ行ったときにホワイトアウト(吹雪により視界が真っ白になること)になりまして、死ぬかもと思いました。

 

P2216469.jpg

ホワイトアウトの2月谷川岳・・・今ここどこ?状態に!

ホワイトアウトになると、自分がどこ歩いているかさっぱりわからなくなりますし、視界が弱いので間違って崖を転落する可能性もあります。(このときGPSを中継地点の雪洞に置き忘れてしまいました)

過去の冬富士登山でも、下山ルートがわからなくなり遭難した事故があったはずです。

トレース(足跡)などは雪山では雪が降らなくても、風で簡単に消えますからね。

 

あと、今回スマートフォンも持って行ったのですがスマホはグローブを着けた状態で操作できないので、電波の届く雪山低山ではいいかもしれまんが、森林限界(標高約2500m)を超える雪山高山では専用のGPSを持ったほうがいいと感じました。

 

氷点下の強風が吹き荒れる中でグローブとって素手で操作というのは、雪山経験者ならわかると思いますが非常に苦しいです。

あっという間に手の体温が奪われて、そもそも手がかじかみ動かなくなるはずです。

 

私の所有するガーミンのオレゴン450(garmin oregon450)はグローブをつけた状態でも操作できますし、動作保障温度も動作温度:-20℃~70℃です(^^)

 

う~ん、雪山はホント金かかりますね(^_^;)

 

ちょっと話がそれましたが、その後快調に登っていくのでした。

装備・持ち物リスト

https://fuji-climb.com/wp-content/uploads/fukidasi01-e1629959733265.png
管理人

10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。

【簡易版】「42項目」富士登山の装備・持ち物リスト一覧(クリックで開きます)

服装・装備・持ち物の準備リスト一覧(簡易リスト)

  • -遭難、怪我のリスクを防ぐ最重要装備
  • -登山の安全性・快適性が向上する装備
  • -登山の安全性・快適性が多少向上する装備
  • -あれば便利な装備

こちらの記事もよく読まれています。

富士登山の全体像
装備・持ち物


登山装備レンタル


登山ルート


高山病
天気
アクセス

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


翻訳(translate web)

  • CLIMBING MT. FUJI IN JAPAN

富士山の”今” ライブカメラ映像

運営者

 
あいさつ

過去に何度も富士山やそれ以外の山々に登った経験を元に、これから富士登山に挑戦する方々に役立つ服装・装備・持ち物を中心にまとめています。富士山は近年訪れる登山者が非常に多くなってきています。毎年のように富士山に登って感じるのは富士山は独立峰で周囲に視界を妨げる山がないため、天気が良ければ8合目ぐらいからの眺めには圧倒的な解放感があります!ただ、決して楽な登山ではありません。標高が3776mと非常に高く、周囲に木が生えていないため、天候があれると予想以上に危険な状況に陥ることも少なくありません。また、日本のその他の山々と比較して高山病の発症率も高いのも、富士登山の特徴です。このサイトが皆様の安全かつ快適な富士登山に役立てば幸いです。

このサイトの特徴

富士山の初登山は2007年、以降、登山回数10回以上。また、登山用品店で4年程度勤めていた経験があり、富士登山されるお客様から同じ質問を100回以上回答してきた経験が、このサイト作成のベースになっています。私自身も様々な登山用品に触れて、使ってきているため、装備関連の情報に関しては多め、かつ具体的な商品についても紹介しています。仲間に登山のプロフェッショナルがおり、そこから得た現場の情報もでるだけ反映するように心がけています。

富士登山を楽に登るポイント

ズバリ荷物軽くすることです。軽量化することで体感できるほど登山が楽になります。富士山は登山中に天候が変わることも多々あり、安全登山に欠かせない装備もありますが、できるだけ軽量化することで本当に登山が楽になります。若くて体力もある方は多少重くても登りきれますが、ご年配の方は軽量な装備を心がけて用意されるのを強く推奨します。登山時の重い荷物の代表格として”飲み物”があります。富士登山では最低でも1リットル以上の水分を必要としますが、多数ある山小屋でも販売されていますの(価格は500mlで500円程度)で、飲み物を山小屋で購入するスタイルにすると体感できるほどの軽量化に繋がります

近年、富士山に登って感じること

WEBメディア・登山サービス(装備レンタル等)の充実により、日本人に関してはある程度情報を得て、装備も準備している方が多いように感じます。(外国人登山者に関しては相変わらず市街地を歩くような軽装備の方が散見される)。 ただ、登山者の方々を見ていて実感しているのが、

  • 筋力不足
  • 装備の有効な使い方を知らない
  • 山の歩き方が認知されていない

点です。確かにどれも昨日今日では身に付きにくい内容ではあるのですが、このサイトでも情報発信できればと考えています。

無積雪期(7月~9月中旬)

富士山を快適に楽しく登るための登山装備・登山道具

富士登山の服装・持ち物・装備リスト一覧

富士登山ルートの比較と人気ランキング!

富士登山ルート地図・マップのダウンロード

高山病の症状、予防と対策

富士山の天気予報(雷・強風・雨)確認手順

積雪期

【冬富士登山 厳冬期】生死の境界線 元旦に冬富士山頂を目指す人

【冬富士登山遭難】九合五尺付近で滑落しそうな遭難者を発見・救助

最近の記事

  1. 【富士登山2024年】吉田ルートの登山者数規制4000人を考察する

  2. 【富士登山2024年】吉田ルートにゲート設置で登山者数規制4000人&通行料2000円。7月1日から施行

  3. 【2023年】富士山の登山中にパルスオキシメーターで酸素飽和度「SpO2」を測定した結果まとめ

カテゴリー

TOP