日焼け止め化粧品(乳液・クリーム)による日焼け・紫外線対策

富士山を登るなら、日焼け止め化粧品(乳液・クリーム)による日焼け・紫外線対策は欠かせません。非常に富士山の紫外線が強いため、極力肌を露出しないのが基本ですが、なかなか完全に日差しから隠すのも難しいため顔や首など部分的に日焼け止めを使います。

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晴れているときの富士山の日差しは強烈です。

2011/08 富士登山 雲ひとつ無い快晴で太陽光線が降り注ぐ。

標高の高い富士山は、頂上に近づくと紫外線量も増えます。紫外線対策を何もしないと、肌が軽いやけどのように真っ赤になって下山後の入浴時に痛かった、という話もあります。

以下、「環境省 紫外線環境保健マニュアル2008」から紫外線と日焼け止めに関連する内容を抜粋しました。(もっと詳しく知りたい方は、直接、pdf資料 環境省 紫外線環境保健マニュアル2008(全52ページ)を読んでみてください)

 

紫外線と性質

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  1. 薄い雲では UV-Bの 80%以上が透過し、屋外では太陽から直接届く紫外線量と空気中で散乱して届く紫外線量がほぼ同程度である。
  2. 地表面の種類により紫外線の反射率は大きく異なる(新雪:80%、砂浜:10 〜 25 %、コンクリート・アスファルト:10%、水面:10 〜 20%、草地・芝生、土面:10%以下)。
  3. 標高が 1000 m上昇するごとに UV-Bは 10 〜 12 %増加する。
  4. 建物の中では屋外の 10%以下の紫外線がある。

 

日焼け止めとは

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最近は日焼け止めには、液状(2 層タイプを含む)・クリーム・乳液・スプレー・シート状など多くのタイプがあります。いずれの日焼け止めにも、紫外線防止効果を発揮させるために、普通の乳液やクリームの成分に加えて、紫外線防止剤が配合されています。紫外線防止剤は、紫外線散乱剤(無機系素材)と紫外線吸収剤(有機系素材)の2つに分けられますが、日焼け止めには数種類が組み合わされて入っています。

紫外線吸収剤は、白くならないという非常にすぐれた特徴をもっている半面、まれにアレルギー反応をおこす人がいます。

一方、紫外線散乱剤は、少々白くなりますがアレルギーをおこすことがほとんどありません。子ども用として売られているものや 、皮膚の敏感な方用の日焼け止めは紫外線散乱剤のみを含んでいるものが多く、「紫外線吸収剤無配合」とか「紫外線吸収剤フリー」あるいは「ノンケミカルサンスクリーン」といった表示がされています。

 

日焼け止めのSPFとPA

日焼け止めの効果は SPF(Sun Protection Factor)と PA(Protection grade of UV-A) で表示されています。

SPFは、主として UV-B(ほとんどは大気層(オゾンなど)で吸収されるが、一部は地表へ到達し、皮膚や眼に有害)を防ぐ指標で、数値が大きいほど強い紫外線から肌を守ります。

PAは、UV-A(UV-Bほど有害ではないが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念されている)を防ぐ効果を表し、PFAの大きさにより 3 段階(PA+、PA++、PA+++)に分けて表示しています。+が多くなるほど UV-Aを防ぐ効果が高くなります。

 

どのような日焼け止めを選んだらよい?

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紫外線の強い季節にかなり長時間戸外に出る場合(炎天下でのスポーツ 、ハイキング、 海水浴など)には高い効果を持つものを、汗をたくさんかいたり水に入る場合には耐水性の高 いものを使いましょう。

以上、紫外線環境保健マニュアル2008からの抜粋でした。

環境省 紫外線環境保健マニュアル2008と富士登山の状況を照らし合わせると、SPF30以上、PA++以上、耐水性の高い日焼け止めが適切と思われます。

 

日焼け止めの容量・サイズなど

ドラッグストアへ足を運ぶと、様々な日焼け止め製品が陳列されていますが、登山用に購入するならできるだけ軽量・コンパクトなものがおすすめです。

いろいろ見ていると、持ち運び用(内容量40ml程度)のものと、自宅用(内容量100ml程度)のがあるようですが、登山用には持ち運び用がよいでしょう。

 

価格による性能の違い

同じSPF、PA、内容量でも300円程度から2000円程度のものまであります。

この分野の専門ではないため詳しくはわかりませんが、お店で製品のパッケージを見ていると、価格が上がると

  • せっけんで洗い落とせる
  • うるおい成分が配合される

などの表記が加えられることに気が付きました。

下山後には、多くの方は入浴されると思いますのでせっけんで洗い落とせる日焼け止めが良いのではないか、と思います。

 

2017年6月に、登山で使う日焼け止めを購入しました。

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SPF50+ 、PA++++、せっけんで落とせる、内容量40ml、つぶれにくいハードケース、アレルギーテスト済み、無香料・無着色、価格が700円程度で、これで良いかなと感じて購入しました。

ロート製薬 スキンアクア スーパーモイスチャーミルク

 

他にも様々な日焼け止めが販売されています。

「日焼け止め」売れ筋・人気ランキング

 

唇の日焼け・紫外線対策

見落としがちなのが唇の日焼け・紫外線対策です。

私の場合、富士山のような高所登山すると下山後に唇が少し黒くなった後カッサカサになり皮がめくれたりする状態が1~2週間続いたりすることがあります。

それを避けるには、UVリップクリームが有効です。

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ただ、食事したり飲み物飲んだりすると取れるため、結局唇がガサガサになったり・・・

私は登山中に何度もUVリップクリームをつけるのが面倒で、もういいやと諦めていますが、気になる方は登山中にマメにUVリップクリームを塗り直すことで紫外線対策できます。

UVリップクリーム 一覧(amazon)

 

肌を露出しないのが一番

登山時に日焼け止めクリームを塗っても、汗を拭いたりしているうちに取れていってしまいます。

ですから、日焼け防止には長袖のアンダーウェア・Tシャツを着たり、つばの大きなハット帽を被るのが効果的です。

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2015/07/12 富士宮ルート山頂まであと少し

私の場合、登山前に顔や首に日焼け止めクリームを塗った後は、ほとんど塗らないことが多いです。

紫外線対策をしっかりするなら汗をタオルで拭いて落ちたら、再度塗りなおして・・・となるのでしょうが、多くの方、特に女性はおそらくそんな余裕があるのは登山の最初ぐらいで山頂近くになると疲れ果て、紫外線のことなど気にしている余裕がないかもしれません。

日焼け止めクリームは補助的なものだと考え、最初から肌の露出を抑えるのがおすすめです。

長袖とハットの選び方については、以下のページを参考にしてください。

>>アンダーウェアやTシャツの重要性と選び方

>>帽子・ハット・キャップの重要性と選び方

 

まとめ

  • 標高が3000m級の富士山の場合、下界よりUV-Bが30~36%増加し、たとえ曇りでも紫外線は80%も透過する
  • 紫外線散乱剤は、アレルギーをおこすことがほとんどなく、子供用として安心して使える
  • 富士登山の場合、SPF30以上、PA++以上で耐水性の高 い日焼け止めが適切と思われる
  • 唇の日焼け止めはすぐとれるので、帽子による対策がおすすめ
  • つばの大きなハット帽、長袖シャツを着て、できるだけ肌を露出しない


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